クマが住宅の近くに出没した場合に、猟銃の使用を認める「緊急銃猟」の訓練が宮城県大和町で行われました。
宮城県
「住宅が立ち並ぶエリアの中に、クマが出たという想定で訓練が行われています」
訓練には自治体や警察、猟友会などが参加し、住宅地にクマが現れた場合に備えて連携を確認しました。
これまで毎年行われてきた訓練ですが、今年は初めて「緊急銃猟」の運用を想定して実施されました。
「緊急銃猟」はクマによって住民に危険が及ぶ恐れが差し迫っている場合などに、市町村長の判断で発砲を許可する制度です。
9月から運用が始まり、10月15日には全国で初めて太白区で適用され、住宅地にとどまっていたクマ1頭が駆除されました。
県自然保護課 砂金義徳課長
「実際に対応が必要になった場合には、適切にかつ迅速な対応を確認してほしい」
県は各市町村で、クマの出没を想定した訓練の実施を検討しています。