精神障害での労災申請・認定が2024年度、過去最多となりました。
過労死などの労災は、過重労働で発症した脳や心臓の病気のほか、仕事のストレスによるうつ病などになった場合に請求することができます。
2025年の「過労死等防止対策白書」によりますと、2024年度、精神障害で労災申請されたのは3780件で、そのうち認定されたのは1055件と、いずれも2010年度に比べ約3倍以上に増加し過去最多となりました。
請求に対する決定件数を要因別でみると、「対人関係」が最も多く、具体的には「上司とのトラブル」が6割以上を占めています。
また、精神障害の労災申請について、業種別では「医療・福祉」が969件と最多で、次いで「製造業」が537件となっています。