バスやトラックの運転手不足が深刻化するなか、退職を控える自衛官に運転手としての再就職を検討してもらおうと、岩手県滝沢市の岩手駐屯地で10月27日、バスとトラックの試乗会が開かれました。

定年退職などを控える自衛官を対象としたバスなどの体験試乗会は、2024年に続いて2回目の開催となります。

トラックの試乗会は今回が初めてで、自衛官たちは運送会社の担当者から操作方法を教わりながら、一人ずつ駐屯地内のコースを運転しました。

27日に自衛官たちが運転したトラックは、車体の長さが12mで、普段業務で使用しているトラックの2倍にあたるということです。

勝手は異なるものの、自衛官たちはコースを数回まわると操作に慣れ、スムーズにトラックやバスを運転していました。

参加した自衛官からは「すぐに慣れたので、後半は問題なく運転できた。運転が好きなので、将来も運転に携われる仕事に就きたいと思っていて参考になった」との声が聞かれました。

岩手県北自動車 大下篤志専務
「今回をきっかけに、より多くの自衛官に第二の職場として選んでほしい」

自衛隊によりますと、2024年は参加者のうち3人がバスの運転手として再就職したということです。

岩手めんこいテレビ
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