宮城県大崎市で開かれた祭りイベントに、暴力団員であることを隠して露店を出店したとして、指定暴力団住吉会系の組員3人が詐欺の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、大崎市在住の会社員の男2人と解体工の男1人の計3人。
捜査関係者によると、3人は今年9月中旬、大崎市内で開かれた祭りの出店に際し、「暴力団関係者ではない」と明記した誓約書を主催者に提出し、露店を不正に出店した疑いがもたれている。
会場周辺で警備にあたっていた警察が出店状況を確認した際に不審点があり、捜査につながったという。
警察は捜査に支障が出るとして、3人の認否や露店の詳細については明らかにしていない。
宮城県警によると、暴力団関係者が身分を隠して祭りに出店し逮捕された事案は、県内で確認されたのは今回が初めてだという。
警察は、ほかにも関与した人物がいる可能性があるとみて、調べを続けている。