私が所属していた調理を担当する部署でも、豚肉のゆで汁でお味噌汁を作ったり、食事後の皿はいったん貯めた水で汚れを落としてから洗うなど、節水のために色々な工夫をしていました。

巡視船では乗組員たちの食事を調理していました
巡視船では乗組員たちの食事を調理していました

そのことを思い出し、巡視船生活と同じように災害時も限りある水を大切に使うと同時に、ムダに水を消費しない工夫も必要だと思い、節水するために有効な防災アイテムも備えるようになりました。

節水に有効な5つのアイテム

それが、次の5つです。

あると便利な節水グッズ
あると便利な節水グッズ

・使い捨て手袋
・使い捨てショーツ
・おりものシート
・清浄綿
・ウエットティッシュ

災害時に一番困ったのが、断水によって衛生環境が悪くなったことでした。水が足りなくなった場合でも、少しでも安心して暮らせるように、洗濯の回数を減らせるモノや、水の代わりに使えるモノを防災グッズに追加しています。

使い捨てにしてもいいように、100均で購入した下着など
使い捨てにしてもいいように、100均で購入した下着など

西日本豪雨で被災したとき、水の備蓄をしておらず本当に大変な思いをしました。

日本のどこかで災害が起きた後は、水は入手困難になります。コロナ禍で、使い捨てマスクの値段が高騰したように、ひとたび大きな災害が起こると需要と供給のバランスが崩れて水の価格が上がるかもしれません。

ペットボトルの水が数本あるだけでも、防災力は各段にアップするので、ぜひ安くて安全に購入できる平時のうちに備えておきましょう。

川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

川崎みさ
川崎みさ

1985年生まれで広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックを発信する。
産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、「親としての覚悟と準備の足りなさ」を自覚し、災害への備えを考えるようになる。海上保安庁を退職後に「災害について多くの人に考えてもらえるキッカケになれば」と、防災についての発信や、防災教室を開催している。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むこと。