任期満了に伴う宮城県知事選挙(10月26日投開票)に立候補した自民党の和田政宗氏について、自民党宮城県連は処分も視野に事実確認を進める方針を決めた。

知事選で落選した和田氏は、現在も自民党宮城県連の顧問を務めている。
選挙戦では参政党と政策の覚書を結び、神谷宗幣代表とともに街頭演説を行うなど、全面的な支援を受けていた。

投開票日の翌日(27日)、自民党宮城県連は常任役員会を開き、和田氏が事前に参政党と連携することを相談しなかった点について、「党の規律を乱している」との意見が複数出たという。
これを受けて県連は、和田氏本人から事情を聴くなどして事実確認を進める方針を決定した。

今後の対応は、小野寺五典県連会長と佐々木幸士幹事長に一任され、処分を含めて何らかの判断が示される見通しである。


和田氏は選挙前、仙台放送の単独インタビューに応じ、参政党からの立候補を検討しなかった理由について次のように語っていた。

「どこかの政党の公認を取らなければ無所属での立候補になりますので、広くさまざまな勢力の方々に新しい県政を行うということで手を携えていきたいというふうに思っての無所属です。どの党にも当然、公認申請はせずに、幅広い県政を新しくしたいという勢力の結集を図っていく形です」
「首長選挙は基本的に無所属で幅広い勢力の支援をいただいて戦うというのが常でありますし、私も幅広い勢力の方々に結集いただくということの中で、無所属での立候補を決断したということです」

仙台放送
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