岩手県内の最低賃金が2025年12月から1031円に引き上げられるのを前に、岩手労働局が県に対し、中小企業などへの支援拡充を求める要請を行いました。
10月27日は、岩手労働局の白石好春局長が、県商工労働観光部の箱石知義部長に要請書を手渡しました。
岩手の最低賃金を巡っては、2025年8月の審議会の結果、最低賃金を現在の「時給952円」から79円引き上げ、時給1031円とする答申案が示され、2025年12月から適用されます。
要請書には、中小企業などの助成金申請に要する経費の支援や地域の実情を踏まえた支援策の拡充などが盛り込まれています。
県商工労働観光部 箱石知義部長
「経済成長に向けて、県も国と一緒に企業の経営、賃上げをしっかりと支援していきたい」
県では、今後「国の施策を見極めた上で、県内企業を支える独自の支援策を検討していく」としています。