「違反の認識は?」記者の直撃に町長は…
宮城・大郷町の石川良彦町長と支援者の男性が、公職選挙法違反の疑いで刑事告発されました。町長選期間中に本人以外が候補者の名前が書かれたタスキを着用した疑いがもたれています。
支援者が“影武者”に?
告発状によりますと、石川町長の支援者の男性は、大郷町長選期間中の8月30日午前7時40分からの約20分間、町内の路上で、候補者の名前が書かれたタスキを着用して掲示したと訴えています。
公職選挙法では、選挙活動中に使用するタスキについては「候補者が使用するもの」と規定。
告発した町民は、「選挙中1本しか使用されないタスキを男性がかけているということは、石川町長が使用を許可したと考えることが合理的である」として、2人が公職選挙法違反にあたるとしています。
大規模サッカー場計画めぐる選挙戦で勝利も…
大郷町長選では、石川町長が514票差で現職を破って初当選を果たしました。
仙台放送の取材に石川町長は、タスキをかけていたのは後援会の男性であることを認め、把握していなかったという趣旨の説明をしています。
Q違反の認識は
石川町長「違反は違反なんでしょうね」
「思いつきでやってしまった」県警が捜査開始
渦中の男性は、「自分の思いつきでやってしまった」などと話しています。
捜査関係者によりまと、県警は、28日までに告発状を受理したということで、警察の捜査が進められることになります。