安倍晋三元首相を銃撃し殺害した罪に問われている山上徹也被告の裁判員裁判が、28日午後2時から始まります。
奈良地方裁判所前から、関西テレビ・岩橋裕介記者が中継でお伝えします。
午後2時からの初公判では罪状の認否などが行われる予定で、山上徹也被告(45)が何を語るのか注目されています。
山上被告は3年前、奈良市で安倍晋三元首相を手製の銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。
山上被告は逮捕後の調べで、母親が多額の献金をしていた旧統一教会と安倍元首相に「つながりがあると思った」と供述していました。
28日朝から、すぐ近くの奈良公園では傍聴券の抽選が行われていて、32席ある傍聴席を求めて727人が列を作っていました。
傍聴券を求めた人:
ショッキングでしたね、日本でこんな事件が起こるんだ。自民党と統一教会の関係が、そこを(裁判で)やるわけじゃないでしょうけど。どんな爆弾発言が出てくるのかなと期待しています。
裁判で弁護側は、殺意については認める一方で、旧統一教会による「宗教被害」があったと主張する方針で、被告の境遇を踏まえた刑の重さが争点となる見通しです。