伊東市の田久保眞紀 市長は10月28日、定例の記者会見に臨みました。田久保市長をめぐっては31日の市議会臨時会で不信任案が成立し、失職することが確実視されているため、失職前最後の定例会見となる見通しです。

田久保市長は大学を除籍されていたにもかかわらず市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記載していた学歴詐称問題に関連し、各方面から十分な説明責任を求められていますが、8月と9月の定例記者会見ではこの問題に関連する質問を一切受け付けていません。

こうした中、10月28日に開かれた定例記者会見では、以前、田久保市長が自身の有している卒業証書とされる資料について「東洋大学側に確認する」と述べていたことについて問われ、「必要な問い合わせは引き続きしている」と答えたものの、「刑事告発と関係があるのでコメントは差し控える」と詳細については言及を避けました。

田久保市長をめぐっては学歴詐称問題に端を発し、不信任案を議決した市議会に対して解散を選択しましたが、10月19日に行われた市議選では定数20に対して“反田久保派”が19人を占めたことから、31日に開かれる市議会臨時会で再度不信任案が提出され、可決したのち失職することが確実な状況です。

このため、現時点での所感を問われた田久保市長は「不信任に関しては議会の考え、議会の結論であり、私から今の時点でコメントする立場にない。最終的にどのような結論が出るのか今の時点ではわからないので、結論が出たらしっかり話したい」と口にしました。

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。