新型車の投入で、2025年度を上回る生産台数を見込みます。倉敷市の三菱自動車水島製作所で、軽自動車「デリカミニ」の新型モデルが製造されることになり、10月27日、報道陣に公開されました。
◆路面の状況に応じてモード切替
29日から販売される新型「デリカミニ」。初代デリカミニの販売から2年余りでのフルモデルチェンジとなります。高速道路や砂利道、雪道など路面の状況に応じて走行モードを切り替えられる機能を自社の軽自動車で初めて搭載しました。
◆8つの視点から車両周囲の確認可能
安全性についても新たな機能として、車両の周囲を前後左右8つの視点から確認できる3Dマルチアラウンドモニターが採用されています。
新型デリカミニの予約は8月の受け付け開始から堅調に伸びているということです。
(三菱自動車水島製作所 松村真次所長)
「遠出したりキャンプに行ったり、どんなシーンでも使える車に仕上がっている。それが実現できていると思う。満足してもらえる良い製品をつくり続けて 届けられるように全員で頑張っていく」
◆水島製作所全体で25年度実績上回る生産台数見込む
アメリカの関税強化で北米に輸出している小型スポーツタイプ多目的車「RVR」の苦戦が予想されるなか、水島製作所は新型車の投入を弾みに、2026年度、25年度の約26万台を上回る生産台数を見込んでいます。