立憲民主党の野田代表は10日、青森県東方沖で発生した地震に触れ、「自然災害はいつ起こるかわからない」「改めて政府の役割、特に国のトップの役割は危機管理だ」と述べ、高市首相が「公邸に早くお住まいになるべきだ」との考えを改めて示した。
野田氏は、高市首相の今回の地震対応を「2回も会見をするなど万全を期した努力をされている」と評価したうえで、「やはり職住近接の、歩いて0分の公邸に早くお住まいになるべきだ」と指摘し、「宿舎の警護も手厚くなっているというが、限界がある。ご自身とご家族の警護という意味でも早く公邸に入居されるのが望ましい」と強調した。
高市首相は、先月の衆院予算委で議員宿舎から首相公邸へ引っ越すべきだとの意見に対し、就任直後から海外出張や国会日程が続いたため時間が取れない状況だと明かしたうえで、「一連の日程が落ち着いたら、なんとか引っ越ししたい」と表明している。