11月6日に解禁される「越前がに」漁を前に27日、越前町の小樟漁港では敦賀海上保安部や国土交通省福井運輸支局の担当者らが漁船の安全点検を行いました。
点検では、船の中に救命胴衣が確保されているかや、網を巻き上げるローラーに不備がないかなどを入念に確認していました。
県全体の漁獲量の約7割を占める越前町漁協では、今シーズンも昨シーズンと同じ43隻で漁に臨みます。
点検を実施した敦賀海上保安部交通課の佐々木貴幸課長は「命が一番大切なので、まずはライフジャケットを着用することと、天候が悪いときは無理をして作業しないこと。人命第一、安全第一を呼びかけていく」と話していました。
福井県では「越前がに」と呼ばれるズワイガニの漁は、11月6日に日本海を中心に一斉に解禁されます。
昨シーズンの漁獲量は福井県全体で511トンと12年ぶりに500トンを超える豊漁となりました。
天候に恵まれれば、今シーズンも豊漁が期待できるということです。