マレーシアを訪れていた高市首相は、ASEAN(東南アジア諸国連合)との首脳会議など、一連の日程を終え帰国の途につきました。
初外遊の成果について、同行するフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者の報告です。
首脳会議では、当初、日本語で用意されたスピーチを自ら英語で披露することを決める等、高市カラーも印象づけたデビュー戦となりました。
高市首相は会議場で各首脳の座席を一人ずつ回り笑顔で握手を交わしてから、スピーチに臨みました。
高市首相:
この機会に日本外交の柱として自由で開かれたインド太平洋を再確認し、時代の変化に合わせて進化させていく。
高市首相は「自由で開かれたインド太平洋」を進化させる方針を伝え、その要となるASEANと海洋安全保障、AI、サイバー分野で連携を強化することを約束しました。
高市首相:
各国の首脳との間で、今後の協力の基礎となる信頼関係をしっかり構築することができたと思っている。
現地でオーストラリアなどと個別の首脳会談も重ねた高市首相ですが、帰国後には来日するトランプ大統領との会談が控えていて、外交ウィーク最大のヤマ場を迎えることになります。