鳥取市の飲食店で、カンピロバクター菌を原因とする食中毒が発生し、6人が下痢や発熱などの症状を訴えています。
鳥取市保健所は、この飲食店を5日間の営業停止としました。
営業停止処分を受けたのは、鳥取市末広温泉町の「かあちゃん公認の店 鳥兼」です。
鳥取市保健所によると、17日にこの店で会食した9人グループのうち6人が、下痢や発熱などの食中毒症状を訴えました。
保健所が調べたところ、6人全員の便から、カンピロバクター菌が検出されました。
鳥取市保健所では6人に共通する食事は「かあちゃん公認の店 鳥兼」での会食だけだったため、「かあちゃん公認の店 鳥兼」を原因施設と断定し、25日から29日まで5日間の営業停止処分にしました。
6人にはまだ症状が残っているものの、快方に向かっているということです。
カンピロバクター菌による食中毒は、主な原因食品が鳥肉の料理で、肉の不十分な加熱のほか、生の鳥肉が野菜など他の食品を汚染するケースもあるということです。
食中毒症状を訴えている6人は、この店で焼き鳥を食べたということです。
保健所では食肉を中心部までしっかり加熱することをはじめ、調理器具などの洗浄・消毒の徹底を呼びかけています。