8月に鳥取市内の飲食店で酒を飲んだ後、自転車を運転し、酒気帯び運転で検挙された鳥取市教育委員会の女性職員が、10月28日付けで減給の懲戒処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは、鳥取市教育委員会事務局に勤務する40代の係長級の女性職員です。
市教委によりますと女性職員は、8月13日に市内の飲食店で瓶ビール1本とハイボール3~4杯を飲んだ後、自転車に乗って駅に向かっている途中、警察官に呼び止められ呼気検査を行ったところ基準値を超えるアルコールが検出されたため検挙されました。
女性職員は、9月14日付けで罰金10万円の略式命令を受け、10月上旬に刑が確定したことで、市教委は10月27日付けでこの女性職員を減給10分の1(6か月)の懲戒処分としました。
女性職員は、市教委の聞き取りに対して「取り返しのつかないことをしてしまい反省している」と話しているということです。
市教委の河井教育長は「市民の皆様の信頼を著しく損なうものであり、心よりお詫び申し上げます。
今後は、職員への指導を一層徹底し再発防止と綱紀粛正に努めてまいります」とコメントしています。
市教委の職員が自転車の酒気帯び運転で検挙されたのは、改正道路交通法が2024年11月に施行されて以降で初めてだということです。
改正道路交通法では、自転車の酒気帯び運転は3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。