島根原発では運転差し止めを求めた住民訴訟の裁判が続いています。
10月27日は控訴審の口頭弁論が開かれ、これまで非公開だったのが8年ぶりに傍聴人を入れる公開で開かれました。
この訴訟は1、999年4月に地元住民などが島根原発は耐震安全性に問題があるとして運転の差し止めを求めて提訴したもので、一審の松江地裁は2010年に訴えを棄却、住民側が控訴していました。
その間、住民側は運転差し止めの仮処分も申し立てましたが、広島高裁松江支部は2024年5月に却下しています。
これまでの控訴審は非公開で行われてきましたが。10月27日に開かれた第11回口頭弁論は、2017年以来8年ぶりに傍聴人を入れた公開で行われました。
原告側によると広島高裁松江支部で裁判長が交代したことに伴う変更だとしています。
原告側が、島根原発付近にある宍道断層の危険性や立地場所で地震が起こった際の避難計画の脆弱性などについて改めて主張しました。
原告代理人:
これまで非公開で傍聴人もいなければ、公開で訴えることができなかった。
きょうは意見陳述に加えて、新しい裁判官に重要な論点についてプレゼンをした。
次回は、2026年2月16日に開かれる予定です。