北海道南部の八雲町熊石地区で10月25日午後、35分間の間に3回クマが目撃されました。いずれも別個体とみられています。

 午後3時15分ごろ、八雲町熊石黒岩町の国道229号線で車を運転し、北方向に走行していた50代の女性が道路わきに体長1.5メートルほどのクマ1頭がたたずんでいるのを目撃し、警察に通報しました。警察が現場に駆けつけ、クマを確認しましたが、すぐに山に立ち去りました。

 この女性は、さらに北方向に走行を続けていたところ、午後3時40分ごろ、同町熊石見日町の草地に約1.5メートルのクマ1頭がいるのを目撃し、再び警察に通報しました。クマはすぐに山に戻っていったということです。

 午後3時50分ごろには、同町熊石泊川町の住宅裏の山の斜面にクマ1頭がいるのを歩いていた住民の男性が見つけ、警察に通報しました。男性が持っていた爆竹を鳴らしたところ、クマは山奥に姿を消しました。

 警察によりますと、3頭はいずれも別個体の可能性が高く、住民に注意を呼びかけるとともに、パトロールを増やして警戒を強めています。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。