被爆の実相を後世に伝えようと被爆者と高校生が共同で制作に取り組む「原爆の絵」今年度の新たな制作に向けた最初の顔合わせが、原爆資料館で行われました。
今回参加するのは被爆者7人と、広島市立基町高校創造表現コースの生徒14人です。
この取り組みは被爆者自らの体験の中で記憶に残る光景を絵画として残し後世に伝えようと、広島平和文化センターが2007年から行っているものです。
打合せでは早速、資料や証言を交えながら描いてほしい光景を被爆者が高校生に伝えていました。
【高校生】
「平和のありがたさや原爆の恐ろしさや戦争の怖さを伝えていけたらいい。一筆一筆しっかり思いを込めて制作に臨めたら」
【13歳の時に被爆 才木 幹夫さん】
「時代を理解するのは難しいと思う。どういう風に表現してもらえるか」
来年6月まであわせて14枚の「原爆の絵」を制作する予定で、完成後には披露会も開催されます。