棚さんぽ、広島城シリーズ第5弾です。
きょうは今年3月に広島城に完成した新たな観光スポットを取材しています。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】<毛利輝元公の銅像の前>
「なんとなくワシに似ておるじゃろう?」
「わー、すごーい」
「おー、絵になるね」
前回は広島城をPRする「安芸ひろしま武将隊」と一緒に、来年春の天守閉城を前に完成した毛利輝元公の銅像を取材。
広島城の新たな魅力にずきゅん。としました。
その魅力はこれだけにとどまりません。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「棚田殿」
「はい、なんでしょう」
「恋乃葉殿」
「はい」
「まだまだ広島城には見所が満載なんじゃ」
「おー!」
「こちらがな、本年3月29日にオープンした広島城三の丸賑わい施設じゃ」
広島城の天守を眺めることができる三の丸エリアに、今年3月、新たな観光拠点がオープンしました。
広島の食や文化を楽しむことができる飲食店など5つの店が軒を連ねています。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「お土産っぽいのありますね」
「イッピンブランド」
「ぜひとも中に…」
「あ、ちょっといいですか?」
「行ってみますわ、行ってみましょう」
「おっ、すごい!あります、いっぱい」
「きれいですね」
「ひろしまIPPIN」は県内の企業や生産者が手がけた、こだわりの“逸品”を集めたセレクトショップで、工芸品や日用品などおよそ600点の商品を取り揃えています。
こちらは「お好み焼き」ではなく、水につけるとTシャツに戻るユニークな商品です。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「あー、でもなんか詰まってますね、広島が」
「いろいろあります」
「すごいな、お!ゆかり」
「はい、ふりかけですよね?」
「ふりかけのゆかりのドリンクか」
「うわ、気になる~。ちょっとお店の方に…」
「こんにちは。よく売れるものとか、売れ筋は?」
「そうですね。ちょっと奥になるんですけど、広島城に登られた人が多いので、広島城グッズっていうのが…」
「広島城関連のものがあるんですか?」
「はい。特にインバウンドのお客様はキーホルダーであったりとか、マグネットを買われるお客様が多いので」
「記念にね」
「あと、やっぱり城の上に登って兜を見て、(豆兜を)買われるっていう方も多いですね」
「なんか色々ありますね」
「そうですね」
「毛利元就、やっぱりこれは無いとね」(毛利元就 豆兜 ※座布団付き・4730円)
「これ結構大きい兜も置いていたんですけど、それもしっかり完売しまして」
「へー!」
「大きいやつは結構なお値段?」
「そうですね。でもやっぱり広島城にせっかく来たからって買われる方も多かったですね。はい」
広島城グッズ以外にも、広島らしさを感じられる商品がたくさん並んでいました。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「ちゅっぱいピール」
「これもすごくオススメで瀬戸内の柑橘を利用した」
「あ、これですか?皮を食べるやつ?」
「そうです、そうです。これが、5つ種類があるんですけど、グリーンレモンだと少し苦味を感じられたりとか、レモンだともうちょっと酸っぱさを感じられたり。ゆずだと甘い系っていうふうに、気分によって変えられるような物になっています」
「いいですね、これ。広島の地元の人が来ても面白いですよね。気になるものばっかりだな」
「そうですね」
広島ならではのお土産を堪能したあとは、元就公お勧めの施設へ…
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「こちらの店もなかなかの人気なんじゃ」
「ほうー、なんですか?」
「和弓体験ができる広島城射楽じゃ」
「お城で弓なんていいじゃないですか」
広島城射楽は気軽に和弓を体験できる施設です。
誰でも楽しめるよう、的までの距離は通常の4分の1の7メートル。
弓も初心者が取り扱いやすい小型のものを使います。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん・広島城謝楽 金 憲司さん】
「長さ全然違いますけど、弓の」
「本来、競技ではこの長さを使用するんですけど、ここのお店では、短いのを使用して簡単に初心者でもできるようになっています」
「あー、なるほど」
「元就公は、弓はお上手ですよね」
「当然、わしら武士にとってはたしなみの一つじゃ」
「当たってじゃあ、当たり前ですね」
「私も若い頃はな、結構イケたんじゃけど…恋乃葉殿、ワシいくつに見える?」
「40代?」
「ほーか、惜しいなあ。ワシこう見えて528歳(1497年生まれ?)なのじゃ」
「長生きですね」
「当たるかどうかは何とも言えんな、うん」
それでは弓を射る方法を教えてもらいましょう。
射楽では座って弓を射るんですね。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん・広島城謝楽 金 憲司さん】
「まず左手の親指を上げて握って」
「はい、こうですか?」
「次にチョキにします」
「チョキ?で親指の下に…」
「めちゃ難しいじゃないですか?すでに!親指の下に?」
「親指の下とチョキの間に入れて握ります」
「こうか…え?親指の下?」
「こっちか」
弓は全く未経験という恋乃葉さんと棚田さんは弓の持ち方、構え方を覚えるのに悪戦苦闘します。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん・広島城謝楽 金 憲司さん】
「親指、人差し指を置いて下さい。で手の甲を上に向けてください」
「上?」
「はい」
「こう?」
「はい。で、左手の親指を矢の上にあるんで、それを下に潜らせます」
「え?」
「で、人差し指を開いて、さらに矢の下に潜らせます」
「ムズくないですか?」
「難しいんです」
「1で伸ばして、2であげて。3で、引っ張って、ほっぺたつけます」
「ほっぺたつける」
「ほっぺたつけて、つけたまま、手をパーにしたら飛んでいきます」
「1」
「で、引っ張って、ほっぺたに付けて」
「ほっぺたつけて」
「最初これくらい左に。ここです、はい。そのままパーにしたら飛んでいきます」
「右手パー」
「はい」
《発射》
「なんか本当、指がややこしくて、つりそうです」
続いてはスポーツ万能、恋乃葉さんです。
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「動かないで、パーです」
「はい」
《発射》
「えー」
「おーすごい」
「でも、わかんないですね。どこに撃ったら、どこにいくとか?。難しい」
「元就さんは当たりますよね?」
「いやいや、なかなか」
《発射》
「元就さん。元就さん?」
「どうした?棚田殿」
「いやいや、今3本ありますけど、一番しょぼいのが元就さんですよ」
「まあこれは練習じゃ」
「やっぱり500歳を超えると、ちょっと難しいですかね」
最初はなかなか難しいのですが、弓の使い方はスタッフの皆さんが丁寧に教えてくれるので、30分も練習すれば、ほとんどの人が打てるようになるそうです。
《恋乃葉さん的に当たる》
3人もしっかり練習して、徐々に的に当たるようになってきたところで…
【安芸ひろしま武将隊・塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「はい。ということで、一通り、打ち方を教わりましたね」
「教わりました」
「なので、ここからは令和.vs戦国、じきゅうを超えた和弓合戦を行います」
「よ!」
「(ディレクター)もう一回いい?時空をね?今、じきゅうって言ったから…」
「時空…あ、すいません」
「和弓が言えなくて…」
「じきゅう…」
時空を超えた和弓合戦、勝つのはどっち?次回へ続きます!