シイタケの栽培が盛んな岩手県洋野町で10月23日、地元の小学生が宇宙を旅した菌から育てたシイタケの収穫を体験しました。
洋野町では、復興を世界に発信するプロジェクトの一環で、2021年にシイタケの菌を国際宇宙ステーションに送っていて、帰還後、その菌は「宇宙んこ(そらんこ)」と名づけられ、毎年栽培が行われています。
23日は、3年前に「宇宙んこ」の菌を植える体験をした宿戸小学校の6年生が実ったシイタケの収穫を体験しました。
児童は、シイタケが崩れないよう注意しながら取り組んでいました。
また23日は2024年、収穫した「宇宙んこ」を使ったピリカラ揚げの試食も行われました。
参加した児童からは「ポキッて折れそうだったけど、自信持ってやってみたらちゃんと取れたので良かった」「宇宙に飛んでまでこそのおいしさが伝わってきていいなと」などの声が聞かれました。
収穫したシイタケは、児童が自宅で味わうということです。