大分空港で23日、航空機の火事を想定した大規模な訓練が行われました。
34の機関が参加し、けが人を救助する手順などを確認したということです。
◆TOS渡辺一平記者
「あちらに見えるバスを航空機と見立てて、火事が発生した想定で訓練が行われている。 現在、けが人の救助作業が行われています」
この訓練は大分空港で2年に1回行われていて、消防や自衛隊、医師会など34の機関からおよそ270人が参加しました。
訓練は乗客乗員およそ80人が乗った航空機の機内で着陸後に火事が発生し、多くのけが人がいるという想定で行われました。
消火活動と並行してけが人が次々に運び出されると、緊急度や重症度に応じてけが人を分けるトリアージが実施されました。
◆大分空港事務所 野里力 所長
「関係機関それぞれの役割を確認するための相互協力の訓練、万が一こういったこと(事故)があった時に備えて 常日頃訓練をすることが必要かなと(思った)」
大分空港では2023年訓練中の小型飛行機が胴体着陸する事故が起きていて、主催者は「今後も訓練を続け安心・安全に努めたい」と話しています。