福岡県北九州市は厳しい経営状況が続く市営バスの普通運賃を来春から値上げし、初乗り運賃を現行の190円から240円とする方針を明らかにしました。

北九州市交通局によりますと、市営バスの昨年度の収支は利用者の減少や燃料費の高騰などが原因で、単体では2億9000万円の赤字となっています。

こうした中、交通局はコストの増大に対応し公共交通を維持するためとして、来年春から初乗り運賃を190円から240円に値上げするなどの運賃改定を九州運輸局に申請しました。

値上げは消費税増税の影響を除くと14年ぶりだということです。

その一方で地域のニーズに応えて、11月4日から学研都市や折尾駅周辺で路線の新設や増便を行うほか、子供や高齢者向けの割引制度を導入して経営改善を図る方針です。

テレビ西日本
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