北海道の養鶏場で、今シーズン全国で初めて高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されました。これを受け、新潟県は10月22日に対策会議を開き、関係部局が今後の対応などを確認しました。

10月22日、農林水産省が緊急で開いた、鳥インフルエンザ防疫対策本部会議。関係部局の担当者が対応を確認しました。

21日、北海道白老町の養鶏場でニワトリ46羽が死んでいるのが見つかり、22日朝、高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認されました。

鳥インフルエンザの感染確認は今シーズン全国で初めてです。

感染拡大に向け緊張感が高まる中、県も22日、対策会議を開催。

県内では、今シーズン鳥インフルエンザの疑い事例は報告されていませんが、去年は上越市と胎内市の養鶏場で感染が確認され、合わせて約33万7000羽のニワトリが殺処分されています。

22日の会議では、野鳥の飛来を防止するため、農場周辺のため池の水抜きを行うなど防疫対策の徹底に向け情報が共有されたほか、感染が確認された場合の県や保健所など関係団体の連絡体制などが確認されました。

【県畜産課 阿部渉 課長】
「仮に発生した場合には、迅速な対応が図れるように、的確な蔓延防止体制に万全を期したい」

県は県内に約100戸ある養鶏場に対し、感染対策の徹底を呼びかけることにしています。

NST新潟総合テレビ
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