一日一日、深まる秋。福井県内はここ数日で一気に寒くなり、今朝は今季一番の寒さになった所もありました。晩秋の気配色濃くなってきた県内の様子をスケッチしました。


22日午前の福井駅前には、薄手のコートやフード付きのスウェットと、まちを歩く人たちもすっかり“衣替え”していました。

Q.きょうの体感は―
「寒いですね、けっこう。温かい味噌汁が一番しみる」
 
「めっちゃ寒い。めっちゃ寒かったので、きのうユニクロでパーカーを買った。布団から出たくなかったけど…がんばって起きた」
  
(旅行客)「ぐんと冷えるときいていたので、格好もそれなりに、準備はしてきた」
 
22日の県内は最高気温が福井市で16.9度、敦賀市で16.4度などとなり、11月上旬から中旬並みの気温に。21日に続いて最高気温が20度を下回り、一気に”寒さ”を感じるようになりました。

一方、ホームセンターでは―
 
西健介記者:
「こちらは福井市内のホームセンターです。店に入ってすぐのところに防寒グッズが並んでいます」
  
ワイホーム新保店では10月初旬から防寒グッズの特設コーナーを設けました。
  
山内貴裕店長は「一気に気温が下がったので、客から(防寒グッズの)問い合わせが入り、売れ始めた」と話します。
  
残暑から一転、肌寒さを感じるこの時期に売れているのは、電気毛布やホットカーペットなどの足元を温める商品です。電気代の高騰を受け、断熱シートなどの電気を使わないグッズも売れ行き好調のようです。
  
山内店長は「節約や節電は客も関心が高く、電気を使わない商材が非常に売れている」としています。
  
一方で、ファンヒーターやストーブを購入する客はまだ少ないそうですが、本格的な寒さに備えて商品をそろえています。

そして、気温が下がると恋しくなるのが温かい食べ物です。
  
武田祐季アナウンサー:
「こちらの壺の中には、焼き芋が。甘さを引き出すちょっと変わった焼き方の焼き芋なんです!」
  
ほっかほかの焼き芋は、特注の長い壺で焼くことで、芋のデンプンを甘さに変える温度が長くキープできるといいます。
 
武田祐季アナウンサー:
「焼きたてアツアツ、湯気も出ています!すごく甘くておいしい!北海道北見のイモを使っていて、本当に食べたことのないくらい甘いです。ホクホクというより甘くて
とろけるような甘さです」
  
実は、このお店は旅行会社の一角にあります。焼き芋好きの社員が会社に“売り込んで”今年3月にオープンしました。
  
その、“焼き芋好き”の北陸旅行の佐藤昌宏さんは「一番うまみを引き出す状態を長く続けられることにより最大限に甘く仕上がる。冬こそ、焼き芋。たくさんの人に食べてもらい、たくさんの笑顔を見たい」と話します。
  
よりおいしい焼き芋を提供するため、いまはイモを熟成する準備期間中で、11月14日から営業を再開します。

そして体調管理にも注意が必要です。
 
22日に県が発表した県内のインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり0.82人で前の週より増えました。
   
去年より1カ月早く、10月はじめに流行期に入っていて、県は、気温が下がると暖房器具を使う機会が増えるため、部屋の空気が乾燥しないよう注意を呼び掛けています。

福井テレビ
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