SNS上の“男性”から「結婚資金のために資産を一緒に増やそう」などと言われ、福岡市の48歳の女性が約1200万円相当の暗号資産をだまし取られていたことがわかりました。
博多警察署によりますと8月29日、福岡市博多区の会社員の女性(48)のSNSアカウントに日本人男性のアカウントから友達申請があり、やり取りを始めました。
その後、女性は別のSNSでやり取りする中で「結婚して一緒にマンションで暮らそう」などと言われて恋愛感情を抱き、さらに「結婚資金のために暗号資産で資産を一緒に増やしてみないか」などと持ちかけられて暗号資産取引サイトに登録しました。
そして翌月、女性が電子マネーで10万円送金すると暗号資産取引サイト上では12万円と表示されたため利益を得ることができると信じ、“男性”の指示に従って別の暗号資産取引アプリを登録しました。
さらに「利益を多く得るためには1000万円以上は必要」と言われたため、9月18日から10月9日にかけて4回にわたり合計1208万9097円相当の暗号資産を購入して指定のアドレスに送金した結果、現金10万円相当の電子マネー利用権と合計1208万9097円相当の暗号資産をだまし取られたということです。
警察はSNS型ロマンス詐欺事件とみて調べるとともに
▽「絶対もうかる」「元本保証」という話は、詐欺ですので注意しましょう。
▽SNS・インターネット上での投資話には注意しましょう。
▽SNSは、知らない人からの「友達申請を拒否」「メッセージ受信を拒否」する設定にしておきましょう。
と注意を呼びかけています。