博多の総鎮守、櫛田神社の秋祭り「博多おくんち」が22日、始まりました。

福岡市博多区の櫛田神社で約1200年前から続く「博多おくんち」。

秋の実りに感謝する祭りで、22日は「五穀豊穣市」が開かれて、新鮮な魚や加工品が並びました。

◆参拝者
「命を大切に、感謝していただくのは大切だと思う」

「ちゃんとお米が実って、安定した価格で食べられるようになれば」

今年は「おくんち」に合わせ、社殿を改修してご神体を移す25年に1度の「式年遷宮」が行われ、調度品が新調されたということです。

通常使われるみこしは1基ですが、3基が動きます。

氏子たちは博多ふ頭の先にある浜宮へ運び、海水を含ませた布で丁寧に拭き清めていました。

3日後の「御神幸行列」では神職や氏子など約1000人が、通常の2倍の約6時間かけて、博多の街を練り歩く予定です。

◆櫛田神社 高山定史 権禰宜
「今回の『博多おくんち』は『式年遷宮』ということで、通常行われている御神幸よりさらに豪華なパレードになるので、皆さん見て楽しんでもらえたら」

午後6時ごろからは「千灯明」が行われ、境内が幻想的な光で包まれるということです。

「博多おくんち」は10月25日まで開かれ、最終日は午前10時に3基のみこしが神社を出発してクライマックスを迎えます。

テレビ西日本
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