マッチングアプリで知り合い、好意を抱いた女から「ネットショップの仕事を手伝ってほしい」などと相談を持ちかけられた鳥取県の30代の男性が、約1400万円をだまし取られたことが分かり、警察はSNS型ロマンス詐欺事件として捜査しています。
詐欺の被害にあったのは、鳥取県の30代男性です。
鳥取県警によると男性は、2025年8月にマッチングアプリで知り合い好意を抱いた女から、「ネットショップの仕事を手伝ってほしい」と依頼されたということです。
女からは、「サイトで商品を注文し、商品の代金と手数料の差額を支払うと、後から商品の販売利益が支払われる」と説明を受け、それに従いました。
初めのうちは女の資金を使って試したところ、実際に口座に販売利益名目の6000円が口座に入金されたことや女性の役に立ちたいと思った男性は、指示された通りに口座に16回にわたって約780万円を入金。
その後、出金のためには所得税の支払いが必要との言葉も信じ、追加で約604万円を振り込みました。
この取引に気付いた金融機関が、男性に詐欺の恐れがあると注意を促すとともに警察に通報したことで、男性が合わせて約1385万円をだましとられたことが分かりました。
警察は、マッチングアプリで知り合った相手による詐欺の被害が増えていることや、ネットで持ちかけられた仕事は詐欺を疑うことなど、被害にあわないよう注意を呼びかけています。