10月21日午後、自民党の高市早苗総裁が第104代内閣総理大臣に選出されました。日本で女性が総理大臣に就任するのは初めてです。自民党は公明党の連立離脱後、日本維新の会と連立政権を樹立することで合意していて新しい枠組みでの政権がスタートします。

明神康喜記者:
「総理大臣指名選挙を今まさにやってまして、高市総理大臣がもうまもなく誕生するところなんですが」

四万十市在住の男性:
「あのお姉さんでしょ。あの娘じゃったら、なんとかやってくれりゃあせんやろうかと思うてね、期待はしちょるんです」

高知市の女性:
「女性の声で、今までの自民党でできなかったことをやってほしい。期待してます」

高校生にもマイクを向けてみました。

女子高校生:
「今まで男の人しかおらんかったき、すごいなって思いました」
「差別とか、男女差別をなくしたらいいと思います」

高市新政権に期待する政策を尋ねると、皆さん異口同音に…

東京から観光に来た男性:
「物価高対策。ありきたりですけど」

商店街の店主:
「経済対策。とにかくけっこう物価高騰で皆さん節約志向になってますので、やっぱり物の流れ、市場が活性化するような対策をなんとかとってもらいたいと思います」

高市総理は日本維新の会との連立を選択。議員定数削減などの条件を突きつけられています。

岡山から観光で来た2人:
「ウラ金とか、そういうことをやってる議員もいたんで、ちゃんとする人だけ残ってくれたら一番いいのかなと思います」
「(議員数が)少ないと意見が偏っちゃう可能性があるので、そこはやっぱり私は議員の数そのままで、広い意見を取り上げるのがいいのかなと思いますね」

一方、県内の各政党はー

自民党県連会長・尾崎正直 衆院議員:
「スピード感とリーダーシップが求められる時だと思いますよね。高市総裁にはそのことを大いに期待申し上げているところです。ぜひ地方も含めて経済の活性化ということで頑張っていただきたい。そのことを通じて社会保障とか安全保障とかそういうものをしっかり強くして人々の安全や安心を守る。そういう方向につなげていってもらいたいと思いますね」

公明党県本部・西森雅和 代表:
「国民の信頼なくして、政治は成り立たないということを考えた時、この政治と金の問題に関しては、きっちりと決着をつける内閣であってほしい。選挙制度は民主主義の根幹にかかわる。これを一部の政党だけで決めてしまうのは非常に乱暴で、危ない状況ではないか」

立憲民主党県連・田所裕介 代表:
「政治の信頼回復よりも、政権移譲を優先した体制で極めて問題。国民が求める、今やるべきことをやる政権というより、自分たちがやりたいことを進める政権と言わざるを得ない。非常に危うい」

また、総裁選で高市さんの推薦人に名を連ねていた尾崎正直議員が、官房長官や総理を補佐する重要なポスト「官房副長官」に起用されました。

高知さんさんテレビ
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