カンボジアで特殊詐欺に関与したとして日本人29人が逮捕された事件で、メンバーらは詐欺の「成果」を互いに称え合っていたことが分かりました。
警察によりますと、カンボジアの特殊詐欺拠点で拘束された男女29人は、今年5月、共謀して警察官などになりすまし、愛知県の女性(61)から現金200万円をだまし取ったとして再逮捕されました。
29人の逮捕は4回目で、警察は認否を明らかにしていません。拠点では、だまし取った金額などをホワイトボードで管理されていて、高額の詐欺に成功した際は、中国人の指示役も参加するグループメッセージなどでお互いを称え合っていたということです。
警察は、だまし取った金が中国マフィアに流れていた可能性もあるとみて、実態解明を進めています。