(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在)
◆きょう21日(火)の気温
けさは各地で今季一番の冷え込みで、標茶町で-6.0℃まで下がりました。
幌加内町朱鞠内の最低気温は-0.2℃で、4センチの雪が積もりました。
日中も、気温が上がらず、札幌の最高気温は10.3℃で、
平年より5℃低く、全道的にも、この時期としては寒い一日でした。
◆今夜の天気
日本海側に雪雲や雨雲が流れ込んできます。
西風のため、上川、空知、留萌地方を中心に、天気が崩れそうです。
内陸部や山間部は、雪になり、降雪量は最大5センチです。
◆あす22日(水)の天気・気温
日本海側は雨や雪が降ったりやんだりです。
太平洋側は、晴れますが、風が冷たく、空気が乾燥するでしょう。
朝はけさほどの冷え込みはなさそうですが、内陸部は氷点下まで下がりそうです。
日中の気温は、日本海側やオホーツク海側は、きょうと同じぐらいで、
最高気温は、札幌11℃、旭川・稚内7℃、北見・網走は9℃です。
太平洋側は、少し寒さが緩むでしょう。
◆3か月予報
・11月
平均気温は、全道的に平年並みか高めで、
真冬に向かうペースはゆっくりかもしれません。
札幌の初積雪の平年日は11月12日ですが、
今年は少し遅れるかもしれませんね。
朝晩は路面が凍結したり、滑りやすくなる時期ですので、気を付けて下さい。
・12月
平均気温は、全道的に平年並みで、
日本海側の降水量は、並みか多くなりそうです。
雨(雪)の日が多く、傘の出番も増えるでしょう。
札幌の根雪が始まる平年日は、12月6日です。
降った雪は、そのまま積もっていきますので、本格的な雪かきシーズンが始まります。
・1月
平均気温は、全道的に平年並みです。
下旬は、一年で最も冷え込む時期ですが、
北海道の真冬らしい厳しさとなるでしょう。
水道管の凍結件数も増える時期です。
雪の事故や体調管理に気を付けて、元気に冬を乗り切りたいものですね。
◆札幌の10日間予報 22日(水)~31日(金)
23日(木)~24日(金)にかけても、風が冷たく、
最高気温は11℃で、平年を3℃前後下回りそうです。
25日(土)は、秋晴れで、過ごしやすいでしょう。
紅葉見物も良さそうです。
26日(日)は、雨が降り、季節が進みそうです。
来週前半は、寒気が流れ込み、市内の北区や南区など、雪の降る所があるでしょう。
◆全道の週間予報 22日(水)~28日(火)
今週は、冬型の気圧配置で、
日本海側は、冷たい雨が降ったりやんだりとなりそうです。
朝晩は雪が混じり、峠や山間部では、積雪や凍結となりますので、
車で移動の際には、道路情報も確認してください。
内陸部は、氷点下まで気温が下がり、初冬を先取りする冷え込みが続くでしょう。
26日(日)は、低気圧が北海道付近を通過するため、道南や太平洋側は雨量が多く、
強い風を伴いそうです。
来週前半は、道北の広範囲でうっすら積雪となりそうです。