フランスのサルコジ元大統領が日本時間21日午後、パリ市内の刑務所に収監されました。
サルコジ被告(70)は2007年、大統領選の際に、独裁者だったリビアの故・カダフィ大佐側から巨額の選挙資金を不正に受け取れるよう側近を通じて働きかけたとして、禁錮5年の実刑判決を言い渡されていました。
EU加盟国で初めて刑務所に収監された国家元首となります。
サルコジ被告は収監の直前、自身のSNSに潔白の身であることを強調し、「真実は必ず勝つ」などと無実を訴えました。
現地メディアによりますと、サルコジ被告は安全上の理由などから、刑務所内では他の受刑者らと接触せずに過ごすということです。