韓国統一省は韓国で開かれるAPEC首脳会議の期間中、北朝鮮との軍事境界線にある板門店の見学ツアーを中断すると発表しました。米朝会談の可能性に備えた措置との見方が出ています。
韓国統一省は20日、APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議にあわせ、10月末から11月初旬まで韓国と北朝鮮との軍事境界線にある板門店の見学ツアーを中断すると発表しました。
アメリカのトランプ大統領は10月29日から30日に韓国を訪問する方向で調整が進んでいて、韓国メディアは、米朝会談の可能性に備えた措置との見方が出ていると報じています。
アメリカのCNNは18日、関係筋の話として、トランプ政権が米朝会談の開催について非公式で協議しているものの、現時点で本格的な調整は行われていないと報じています。
トランプ大統領は2019年6月に板門店を電撃訪問して、北朝鮮の金正恩総書記と会談しています。