松江の秋の伝統行事「鼕行列」が19日に行われ、城下町に太鼓の音が響き渡りました。

大きな太鼓「鼕」が載せられた山車が松江城下町に繰り出す伝統行事「鼕行列」。
江戸時代の松江開府を祝う城下町の行事が、地元住民によって受け継がれています。
今年は城下の町内会など17団体、約1900人が参加。
松江城大手前から白潟天満宮までの約2キロを太鼓や鐘の音を響かせながら練り歩き

訪れた人:
「毎年賑わっていて楽しいです」
「鼕のいろいろな音を聞き、友達もいるので楽しい」
「鼕の音がすごいから面白い」

400年以上に渡って続く伝統行事ですが、近年では少子高齢化の影響で、いくつかの町内会では、担い手不足が悩みの種にもなっています。
東本町1丁目の町内会では参加者の約8割を地区外からの助っ人に頼っています。

東本町1丁目鼕保存会・富田弘行さん:
「住んでる人は少なくて、町外から結構集まっている。若い子、小学生や中学生を呼んで、鼕行列を好きになってもらって、続けてもらうような活動をしている」

他の町内会でも地区外からの参加者も積極的に受け入れていて、伝統の灯を絶やさないような試行錯誤が続いています。

TSKさんいん中央テレビ
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