10月20日の山陰地方は、日中ひんやりとした風が吹き、肌寒くなりました。
10月下旬に入ってようやく秋を感じられるようになった中、市内のスーパーでも食料品の「衣替え」です。

20日朝の松江市…薄手のジャケットなどを羽織る市民が目立ちました。

市民:
夏は暑すぎましたからね。ちょっと下がってもひんやりした感じがしますね。

午前7時の気温は、ここ松江と鳥取で18℃、米子で17.9℃など概ね9月下旬並みでしたが、日中は冷たい北風と雨でさらに肌寒さが増していました。

こうした中、松江市内のスーパーでは…。

中村友香記者:
「今夜は鍋にしよう」というポップが立てられているように、こちらのスーパーには、ずらりと鍋のもとが並んでいます。

ようやく感じられるようになった秋の深まりに合わせ、先週から鍋料理用の品ぞろえを増やしています。
精肉コーナーでは、メインで売り出す種類を焼肉用からすき焼きやしゃぶしゃぶ用に…。

鮮魚コーナーでは、タラや牡蠣など鍋の具材を増やすなど、季節に合わせた商品に入れ替えていました。

みしまや営業部・小林秀雄部長:
大きく(鍋の)コーナー展開するというのは、先週から始めています。おでんの材料ですとか鍋の材料などで使われる野菜が伸びております。

店では、ようやく訪れた「鍋の季節」を歓迎。
食品の売れ行きは気温に左右されがちなだけに、買い物客も「秋らしい秋」に反応しています。

買い物客:
きょうはシチュー。(あすは)豆乳鍋です。
ちょうど良くなってきたなやっとという感じです。鍋が食べたくなったので。

3か月予報によると、気温は11月半ばにかけて平年より高くなると予想されているものの、12月は平年並みか低い見込みです。
短い秋の後に足早にやってきそうな冬、「冬らしい寒さ」を願う声も聞こえてきそうです。

TSKさんいん中央テレビ
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