唐津市は市民2人からの住民税の徴収にミスがあり、長年に渡って本人の分だけでなく他人の分まで引き落としていたと発表しました。

市によりますと、住民税を引き落とす口座番号の登録にミスがあり、市民2人から過大に徴収していたということです。
本来収めるべきだった30代男性と70代女性の住民税を、長年に渡って別の60代の男性2人の口座から引き落としていました。

誤って徴収したのは合計で62万4000円で、来年度から税の徴収方法が変わることに合わせ準備をしていた際に判明したということです。
市は、誤って徴収した住民税を利息を含めて全額返還し、本来納税するべきだった2人に対しては、時効が成立していない直近5年分を請求するということです。

一方、唐津市はこれとは別に、住所の移り変わりが記された戸籍の付票の写しを、交付の請求ができない関係の人に誤って交付したことも明らかにしました。
市の職員が請求者と対象者の関係性を確認した際、親子関係があると勘違いしたということです。

市は対象者に謝罪した上で、複数人での確認を徹底するなど再発防止に努めるとしています。

サガテレビ
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