福井県内にある6つのスポーツチーム「フクイレイズ」を県民みんなで盛り上げようというスポーツ応援コーナ「Fスポ」は今回、ホッケーを取り上げます。先週、越前町でヴェルコスタ福井と福井工業大学の試合が行われました。
共に福井をホームとする、ホッケー日本リーグ・サムライリーグD1のヴェルコスタ福井と福井工業大学の対戦。リーグ戦も終盤となり、現在リーグ最下位の福井工大にとっては負けられない一戦です。
試合は序盤から両チームの激しいぶつかり合いとなりました。
試合が動いたのは第1クォーター終了間際です。
ヴェルコスタ11番・渡辺からのパスを受けて、34番の花山がゴール。ヴェルコスタ福井が1点を先制します。
続く第2クォーターでは開始早々、16番・斎藤が切り込み、そのままゴールを決め2対0とします。
このままでは終われない福井工大は、味方のパスから1番・佐伯昂大が豪快なゴール。そして、ペナルティコーナーからまたしても佐伯がゴール。試合を振り出しに戻します。
その後、試合は点の取り合いが続く激しい展開になります。
そして第3クォーター8分。ペナルティコーナーからヴェルコスタ福井の9番佐伯郁海がゴール。さらに続く第4クォーターでも佐伯が点を取り、これでリーグ2位となる今季10点目。試合を5対3とします。
追いつきたい福井工大は第4クォーター7分、1番佐伯昂大がこの日3点目となるゴールを決めます。
逃げ切りたいヴェルコスタ福井ですが、試合終了間際に痛恨のファール。福井工大はラストチャンスです。
鋭いシュートを決めたのは1番佐伯。この日4得点の大活躍で同点とし、試合の行方はシュートアウト戦へも持ち込まれました。
ヴェルコスタ福井のシュートは惜しくもポストに。シュートアウト戦に勝利し、激しい試合を制したのは福井工業大学となりました。
この日4点を決めた福井工大の佐伯昂大選手は、ヴェルコスタ福井の佐伯郁海選手と兄弟ということで、現在得点ランキング2位の兄に追いつきたいと話していました。
次回のホームゲームは、福井工業大学が11月15日。ヴェルコスタ福井が16日に行われます。