「モナ・リザ」や「ひまわり」などの世界的な名画を、手で触れて楽しめるユニークな特別展が福岡県大野城市で開かれます。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」です。

その神秘的な微笑みを前に、思わず手を伸ばしてしまう人も…。

◆赤木アナウンサー
「モナ・リザに触っていますが…いいんですか?」

◆大野城心のふるさと館 学芸員 齋藤明日香さん
「はい、触っていいんです。今回は触れることが一番の特徴の特別展になっています」

展示されているのは名画を精巧に再現した複製品で、すべて実際に触れて楽しむことができます。

20日は内覧会が開かれ、招待客は間近で眺めたり手で質感を確かめたりしていました。

ゴッホの「ひまわり」も陶板で原寸大に再現されていて、厚く塗られた絵の具の感触も伝わってきます。

◆招待客
「こういう風に油絵の具がのっているんだなと。触ることができるって、まずないですからね」

「風神と雷神を手に乗せたんですよ」

Q.こんな写真も撮れないですよね。
「撮れない、こんなことしたら怒られる」

触れることができるのは絵画だけではありません。

◆赤木アナウンサー
「こちら、国宝の『縄文の女神』の複製はこのように持ち上げることもできます。ずっしりと重いです」

最新の3D技術を活用して作られた複製品からは、職人の細やかな手仕事も感じ取ることができます。

◆大野城心のふるさと館 学芸員 齋藤明日香さん
「今回の特別展をきっかけに、文化財に触れて親しみを持っていただき、文化財保護について興味を持っていただければ」

この特別展は大野城心のふるさと館で、10月21日から12月14日まで開かれます。

テレビ西日本
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