不審物騒ぎで不安に包まれた青森・弘前市で、現場付近の防犯カメラが捉えた犯行の瞬間。

映像では、男が自転車を止め、前かごに手を伸ばし、黒い物体を取り出すと放り投げるような様子が確認できます。

そして男は、何事もなかったかのように自転車に乗って去っていきました。

マンホールの近くに置かれた不審物は、高さ10cm、横25cm、奥行き15cmほど。

警察の業務を妨害した疑いで、宮川恒孝容疑者(75)が逮捕されました。

これまでに6件寄せられていた不審物の目撃情報。
不審物はいずれも黒いビニール袋に包まれ、中にはごみのようなものが入っていて、爆発などの危険性はなかったということです。

防犯カメラの映像を改めて確認すると、不審物を置いたあとの自転車の前かごには、別の黒い物体が入っているのが確認できます。

警察の調べに対し、宮川容疑者は「不審物を置いたことは認めるが、業務を妨害したつもりはない」と容疑を一部否認しています。