全国的に久々に秋晴れとなった17日。
各地で紅葉が見頃を迎える中、異変も起きています。

新潟で園児たちが掘っていたのは、秋の味覚の代表格「サツマイモ」です。
小さな手で土をホリホリ、ホリホリ。

見事、大きなサツマイモを手にした男の子は、骨付き肉のようなその形に「見てお肉!お肉!うまそ~」と大興奮です。

サツマイモのあまりの大きさに、「チョッキンして食べる~。ちょっきんしなきゃお口に入らない」と話す女の子もいました。

「イット!」取材班も、秋を求めて栃木・日光市へ。

真っ赤に色づいたモミジと岩肌を流れ落ちる滝。
日光に秋の訪れを告げる紅葉の名所「竜頭の滝」です。

平日にもかかわらず、滝と紅葉の景色を求めて大勢の観光客が訪れていました。

紅葉をバックにソフトクリームを手にして記念写真をパシャリ。
長崎からの観光客は「きのうがちょっと雨だったので、今日は旅行日和です。文句なし、百点です!」と話しました。

さらに、滝と紅葉のコラボレーションを見ようと、多くの外国人観光客の姿もありました。

一方、猛暑の影響で2025年は葉の色づきが遅れていたといい、これからが見頃になるといいます。

龍頭之茶屋 女将・室根順子さん:
だいぶ赤が多くなってきたので、(紅葉の)ピークの始まりという感じ。竜頭の滝は今週末~来週頭あたりは見頃だと思う。

青空に映える黄色や赤、長野県の志賀高原では、標高約1500メートルの蓮池周辺もピークを迎えていました。

女性は「今まで茶色、霜降って(葉が)茶色になってた。今年は霜ないからすごくきれい。今までで1番いいです」と話します。

地元の観光協会によりますと、2025年は赤や黄色の色づきが同じ時期に重なり美しいということで、見頃は来週後半まで続きそうだということです。

紅葉は平均標高1350メートルを走る福島県の磐梯吾妻スカイラインでも。

“錦秋”とはまさにこのこと、太陽に照らされ色づきがはっきりと分かります。

男性は「きれいですね。こんな色って普段見られない」と話しました。

17日は東京でも久々の秋晴れに。
東京都心では7日ぶりに日照時間が5時間を超え、最高気温も25.1度と4日ぶりに夏日を記録しました。

秋の訪れを楽しむ一方で、「楽しみたい。秋短くなっちゃったので」「秋が短くなった感じ」といった声も聞かれました。

この秋晴れは17日まで。
18日は西から早くも下り坂で、日本海側を中心に雨となる予報です。

また16日に発表された1カ月予報によりますと、各地で平年に比べ曇りや雨の日が多く、2025年の秋はカラリと晴れた秋晴れの日は少ない見通しです。