埼玉・鶴ヶ島市の老人ホームで入所者2人が殺害された事件で、逮捕された元職員が現場に自転車で向かった理由について、「電車賃がなかった」と話していることがわかりました。
木村斗哉容疑者(22)は15日、鶴ヶ島市の介護付き老人ホームで小林登志子さん(89)を殺害した疑いが持たれています。
これまでの調べで、木村容疑者は事件当日、熊谷市の自宅から直線距離で20kmほど離れた老人ホームまで自転車で移動していたことがわかっています。
捜査関係者によりますと、木村容疑者は「電車賃もなかったので自転車を使った」と話していることがわかりました。
警察が木村容疑者を逮捕した際、所持金はなかったということです。