自社さ連立政権で首相を務めた村山富市氏が17日、101歳で亡くなったことを受け、石破首相は追悼の言葉を述べた。
石破首相は「突然の訃報に接して、驚きと悲しみを禁じ得ない」と述べた上で「オウム真理教事件あり、阪神淡路大震災あり、その解決に本当に懸命に取り組まれた」と村山氏の政治姿勢を振り返った。
また村山元首相の人柄について「本当に実直で誠実な方と実感した。人間的に本当に素晴らしい方であった」と評し「自衛隊を合憲とされて、自社さ政権が続いていくわけで、それは大きな転換であった」と述べた。
さらに石破首相は、村山元首相が発表した戦後50年談話について記者団から問われると「村山談話を評価するというような立場に私はいない。評価は歴史がするものだというふうに考えている」と述べて、自らが発表した戦後80年に関するメッセージも、村山談話を引きつぐ立場にあるとの考えを改めて強調した。