東大阪市の自宅などで、営利目的で覚醒剤を所持したなどの疑いで、男女が逮捕・送検されました。大阪府や兵庫県を拠点に、約200人に売り渡していたとみられます。
覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕・送検されたのは、東大阪市の無職・辻光一容疑者(59)と、同居する無職の大橋直子容疑者(55)です。
2人は今年2月、東大阪市の自宅と車の中に、覚醒剤19グラムと乾燥大麻約15グラムを所持していた疑いで、現行犯逮捕されました。
警察によると、2人は2023年以降、客84人に宅配便などを使って覚醒剤を売り渡していて、口座の記録では約1800万円を客から受け取っていたということです。
2人は、大阪府や兵庫県を拠点に覚醒剤を販売した売上で生計を立てていて、警察は、手渡しでの販売も含めると、2022年から今年にかけて約200人に覚醒剤を売り渡したとみています。
調べに対し、辻容疑者は「自分で使う目的だった」と容疑を一部否認し、大橋容疑者は「全く知らない」と否認しています。
警察はこの事件に関連して、これまでに客や関係者10人も検挙し、今後、覚醒剤の入手先などを調べる方針です。