46年前、7人が死亡し170台を超える車が焼失した東名・日本坂トンネルで16日、訓練が行われました。
1979年、静岡県静岡市と焼津市をまたぐ東名・日本坂トンネルで火災が発生し、車173台が焼失、7人が死亡しました。
鈴木衣緒里記者:
普通乗用車2台とバス1台が絡む事故が発生したという想定の訓練です。現在ケガ人の救助対応が行われています
事故の教訓を生かすため、日本坂トンネルでは毎年訓練が行われていて、この日は中日本高速道路や消防・警察などから約100人が参加しました。
訓練では実際に火を消したり、車両に閉じ込められた重傷者を救出したりして、それぞれの連携や役割を確認していきました。
静岡市消防局駿河消防署・有賀秀信署長:
訓練の経験が風化しないよう今の若い隊員たちにも伝わるよう訓練に参加しています
中日本高速道路はトンネル内に設置したカメラや消火設備を出来る限り新しいものに交換するなど、万が一の事態に備えていきたいと話していました。