青森県の漁業組合によると、県内のホタテは2024年より出荷価格が倍近く上昇。

猛暑による海水温の上昇などの影響で稚貝が死んでしまい、不漁になったことが主な原因だという。

都内の海鮮居酒屋では、北海道産のホタテ1個の仕入れ値が2024年は180円程だったが、2025年は300円に跳ね上がったという。

さらに、2025年のほたては“小型化”しているため、焼き物や丼物を提供することを断念せざるを得なかった。

根室食堂 尾山台店・平山徳治さん:
今は、刺身でしんみり薄く切って広げていく作業しかできない。

店は、これまで北海道産のほたて貝を仕入れていたが、今後、価格の安い別の産地に切り替えることも検討している。

根室食堂 尾山台店・平山徳治さん:
理想は北海道産。うちは根室食堂をうたっている以上は、北海道のものではないと理屈が合わない。

漁業組合によると、水揚げ量が回復する見込みは現在もたっていないという。
(「イット!」 10月16日放送より)