公明党の連立政権離脱を受け、新たな政権の枠組みに向けて与野党で激しい駆け引きが繰り広げられています。
各政党は大分県内でどのような対応を考えているのか。現状を取材しました。
自民党の高市総裁は新たな政権の枠組みに向けた動きを活発化させていて、16日は、日本維新の会と連立を見据えた政策協議を行いました。
両党は17日も協議を続ける予定です。
◆自民党 小林鷹之政調会長自民党本部
「(維新とは)国家運営の軸となる基盤となる政策は一致している。引き続き協議すり合わせが必要な部分が残っている」
こうした公明党の連立政権離脱を受けた与野党の動きを県内の政党関係者も注視しています。16日開かれた幹事会の後に会見を開いた立憲民主党県連の吉田代表は。
◆立憲民主党県連 吉田忠智代表
「26年間自公連立政権で、地方レベルでも強いつながりがあるので簡単には離脱したからと言ってさよならにはならないのでは」
県議会でも自民と歩んできた公明党についてこのように話した吉田代表ですが、「政策的には立憲民主と近い」として県レベルでの連携に向けて丁寧に働きかけていく考えを示しました。
また、連合大分を軸とした国民民主や社民との選挙協力については次の衆院選でも引き続き継続していくことを確認したということです。
一方、自民党県連の阿部英仁会長は、「改めて公明党の県本部と、県内での対応についての協議はしていない。県議会のレベルでもこれまで通り歩調を合わせていくつもり」と話しています。
公明党県本部の戸高賢史代表は「国政での選挙協力については白紙という方針だ。県議会でも党の主張は変わらない。(自民とは)是々非々で判断していきたい」と話しています。