日本維新の会の吉村代表は15日、自民党の高市総裁との会談後の記者会見で、「高市総裁から連立含め総理指名への協力への打診があった。それに向けて政策協議開始をわれわれから申し上げた」と明かしました。

また高市総裁から「日本を前に進めるために一緒にやりましょう」という言葉があったと説明。

政策協議に向けては、維新が政策として掲げている「『副首都構想』と『社会保障改革』が二本の柱」と説明し、「賛意を示していただけたと思っている」と明かしました。

以下、吉村代表の詳細な発言内容です。

■高市総裁から「連立含め総理大臣指名の協力への打診」16日から政策協議開始へ

【吉村代表】「高市新総裁から連立を含めた打診、そして連立を含む首班(総理大臣)指名の協力への打診がありました。

そしてそれに向けた政策協議について、これから開始をするということを我々の方から申し上げました。

今後の予定ですけれども、我々としても政策協議がまとまらないといけませんし、政策協議が成り立つかどうか、それについて今後協議をするということになりました。

政策協議については、明日(16日)15時から高市新総裁と藤田共同代表、そしてそれぞれの政調会長、(自民)小林政調会長と斎藤アレックス(維新)政調会長、この4名で政策協議を開始するということになりました。

政策がまとまるかどうか。これはわかりませんが、真摯に進めていければと思っていますし、われわれとしても考える公約そして政策について高市新総裁自民党に提案をして参ります」

■吉村代表「『日本を前に進めるために一緒にやりましょう』と高市総裁から」

【吉村代表】「最初は『日本を前に進めるために一緒にやりましょう』という話が高市新総裁からありました。それが最初のスタートです。

その上で、この場で当然結論を出すことはできないけれど、まずは高市新総裁が非常に強い覚悟を持って話をされているなということは私も受けました。

強い熱意とともに、何とか『日本を前に動かしていきたい』という熱い思いがあるというのはよく理解をいたしました」

■「『副首都構想』と『社会保障改革』賛意を示していただけたと思う」

【吉村代表】「そしてその上で、それを進めていくためには、『連立の協議も含めてさせてもらいたい』という話がありました。

これに対して、基本的な考え方として、やっぱり外交安全保障と憲法改正。そういった国家としての基本的な価値観の共有というのが必要だと思っています。

この点については、日本維新の会と、自民党というのは、共通点は多くあろうかと思います。

加えてですね、私から申し上げたのは、ぜひやはり『副首都構想』と、それから『社会保障改革』。

これが2本の柱であるということは申し上げました。それについては賛意を示していただけたと思っています」

関西テレビ
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