リンゴの生産が盛んな岩手県奥州市の果樹園では、地域の名前を冠した品種「奥州ロマン」の収獲が最盛期を迎えています。
奥州市江刺にある紅果園では、「奥州ロマン」を1ha分栽培していて、2025年は例年より5日ほど早く、10月11日から収獲を行っています。
「奥州ロマン」は、シナノゴールドとつがるを掛け合わせた品種で、強い甘みとシャキシャキした食感が特徴のリンゴです。
紅果園によりますと、2025年の奥州ロマンは、渇水の影響を受け実が小さくなっていて、収量は例年に比べて2割ほど減る見込みですが、例年通り甘くておいしいリンゴに仕上がっているということです。
紅果園 高野豪さん
「小さめだがとても甘いリンゴができた。その味を楽しんでほしい」
紅果園では14種類のリンゴを栽培していて、10月下旬に「奥州ロマン」の収獲が終わると、11月から12月にかけては「ふじ」の収獲が行われるということです。