埼玉県で起きた下水道管の腐食が原因とみられる道路陥没事故を受けて、救助などの対応方法を学ぶ初めての研修会が開かれました。
研修会は宮崎市消防局が開き、約40人が参加しました。
埼玉県八潮市では今年1月、下水道管の硫化水素による腐食が原因とみられる道路の陥没事故が発生し、トラックの運転手が巻き込まれて死亡しました。
研修会は閉鎖的なマンホールの中で適切に対応できるようにと、事故発生時に現場に向かい、救助にあたる消防士向けに行われました。
研修会では、下水道管の仕組みやマンホールの中の危険性などについて説明がありました。
このあと有害ガス検知器を使ってマンホールの中の硫化水素濃度を測定する手順を確認していました。
(宮崎市消防局北消防署東分署 外山慎也さん)
「なるべく早く新鮮な空気があるところに救助するのが重要になる。(マンホールの)中の形状を理解できたので、スムーズな活動つなげることができると思う」
宮崎市消防局では今後も訓練を続けていきたいとしています。