ほかの非行少年グループとの抗争のため、凶器を持って尾道駅前に集まったとして、暴力団組員や少年が逮捕などされた事件で、警察が押収した凶器を公開しました。
【毛利 祥子 記者】
「バールや警棒、模造刀といった、なかなか目にすることのない凶器が並んでいます」
警察によりますと、非行少年グループ「紅棘狗(ばらく)」の元メンバーで、16歳から18歳の少年ら5人は、今年6月、JR尾道駅前の路上に凶器を持って集合した疑いで、14日、書類送検されました。
この事件をめぐっては、5人と共に集まっていたとして、ほかの少年5人がすでに逮捕されているほか、「紅棘狗(ばらく)」の「後ろ盾」となっていた暴力団組員の男が起訴されています。
少年らは、別のグループ「達磨連合會(だるまれんごうかい)」との抗争のために集まったものとみられています。
この2つのグループはすでに解散し、警察は14日までに、事件の捜査を終結したとしています。